最高の
6月28日――世間的には、ただの1日としてすぎていくだろう日。
だけど…俺にとってはとてもとても大切な日なんだ。
「!!」
「あれ…英二?どうかした?」
「うん、え――と……えと……ごめん、何でもない!!」
聞きたいけれど、聞けなくて…
言いたいけれど、言えなくて…
1秒、1分、1時間、1日、と時間ばかりが過ぎていく。
「う゛〜〜〜」
「…そんなに悩むのなら、ちゃんに聞けばいいじゃない」
「聞けないもん…」
「…何で?」
不二は、知っていて聞いてくるんだ。
の誕生日には、最高のプレゼントを用意したいって気持ちを。
そして、に内緒でしたいって気持ちを。
「明日だよ〜」
「はいはい。頑張ってね、英二」
「らじゃ」
だけど……頑張れとは言っても、不二は協力はしてくれない。
自分で考えるしかないんだ。
「にゃー…」
が何が好きかなんて俺には分からない。
「これで付き合ってるなんて言えるのかにゃー」
つぶやいてみる。
だけど、俺が惨めになるだけだった。
「…あ、そうだ!!」
思いついた。
が喜ぶプレゼント。
俺の得意なことと、喜ぶプレゼント。
そう思った俺は、一目散にスーパーに向かって走っていった。
買い物を済ませ、早速に電話をかける。
『…はい』
「あ、?」
『英二…?どうかした?』
「うん、あのね、明日…用事ある?」
『明日…夕方頃からなら空いてるけど?』
「そか、じゃあ6時頃、俺んち来て!」
『…?うん、分かった』
今からなら、明日の6時ならたぶんできあがっているだろう。
俺は家に帰り、誕生日プレゼントの準備を始めた。
ピーンポーン…
「はい。――、いらっしゃい」
「お招きありがとう、英二。今日は何?」
「うんにゃ、こっち来て」
俺はをリビングに案内する。
リビングには、俺からへの最高のプレゼント。
「ぅっわ――すごい!」
リビングのテーブルには、色とりどりのケーキの山。
俺からへの、プレゼント。
「……ありがと、英二」
「うん!誕生日おめでとう、」
俺から君へ。
最高の、プレゼント。
*end*
類『透貴の誕生日祝いに捧げます!私が一番得意な英二!!』
リョーマ『にゃ〜透貴、おめでと!!』
類『そしてごめんねぇ〜…遅くなって;』
英二『本当だにゃ』
類『それに…ケーキの種類は書かれてないけど、いろいろある設定です。ケーキの種類を知らないから、終わらせてもらいました(笑)自分の好きなケーキを英二が作ってくれた、とでも思ってください^^』
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