何で、人は、人を殺すの?
動物は、自分の生きるために他の動物を殺す。
だけど、仲間は殺さない。
なのに――…
「……?どうしたの?」
誰もいない筈の丘の上。
だけど、‘その人’は不思議な顔をして、私を見ていた。
「……英二…く」
「何?どうしたの?…泣いてるの…?」
「………」
英二くんが見ている、それが恥ずかしかった。
なのに、なのに涙は止まることなく流れてくる。
「ごめっ…英…」
「…いーよ。泣きたいだけ泣いて」
「…うん」
英二くんは、私の方を見ずにすとん、と座り込んだ。
私は、顔を埋めて泣いていた。
目の前に作ったお墓の前で。
「……お墓?」
「…え…?」
お墓。
「あ…これ、飼っていたインコのお墓…」
「…そう」
英二くんは、それっきり何も聞いてこなかった。
私が命の大切さ、尊さを知った、日。
「英二――!」
「にゃ?」
「ほら、朝だよ。学校いこ!」
「うん」
あれから、もちろん飼っていたインコのことは忘れられないけど、月日が経つに連れ哀しみも薄れてきた…と思う。
それは、もちろん英二がいるから。
『ただいまのニュースです…』
「最近、多いね…」
それは、‘人が人を殺す’というニュース。
それを聞いたら嫌でも‘あの日’の記憶が蘇る。
「…、忘れたら?」
「ん…」
簡単に、言わないで。
忘れられたら、忘れたい。
だけど、忘れてはいけない。
私が忘れたら、‘生きていた’という証拠もなくなっちゃう。
だから、誰かを殺しても、ご家族の方達は悲しいけれどその人のことを忘れないで欲しい。
その人が残した痕跡を、いつまでも覚えてて欲しい。
その人が生きていた証を、忘れずに持っていて欲しい。
人はなぜ、人を殺すの?
嫌いだから?
目障りだから?
―邪魔だからって、殺していい人なんていない。
生きていく価値がない人なんていない。
それが、分からないの?
動物だって、自分の都合で殺さない。
生きていくために、子孫を残すために、殺す。
人間だけなんだよ。
他人を、家族を、知人を、幼子を。
自分の都合だけで殺すのは。
「……うん、そうだね。それは俺も思う」
だけど、人間には感情があるから、泣いたりするし笑ったりもする。
悲しんだり、楽しんだり、苦しんだり…
人を殺すけれど、人を喜ばせることも出来る。
悪いところもあるけれど、良いところもある。
それが、人間なんだよ。
悲しくても苦しくても、でも…感情のままに人を殺すのはやめて欲しい。
その人が、将来何に育つのかも分からない。
もしかしたら、近い将来、日本を変える存在に育つのかも知れないんだよ?
可能性の芽を、摘んでも良いの?
誰でも、可能性はあるんだよ――…
だから、よく考えて?
私達が生きてきた意味を。
ただ何となく生活してるんじゃなくて、生活することの大切さを。
人間として、生まれてきたことを。
そして、あなただけを、私だけを見てくれている、存在を忘れないで。
「忘れないよ――…。」
遠くの方で声がする。
きっと、きっと、みんな誰だって、‘生きる’ってことを分かってくれるから。
人間として、生まれてきたことを絶対に、忘れないで。
*end*
類『うわ…ごめんなさい;;ほとんど会話ないです…英二、出番なし?』
英二『酷いよね〜』
類『ごめんごめん。これはあるサイト様の詩を読んで思いつきました。その詩は、何となく小説として書きたいと思いまして…;;』
英二『でも、俺が喋ってるの、数えるくらい?しかも、全然ヒロインの名前出てないし…』
類『最もです…』
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動物は、自分の生きるために他の動物を殺す。
だけど、仲間は殺さない。
なのに――…
人間として
「……?どうしたの?」
誰もいない筈の丘の上。
だけど、‘その人’は不思議な顔をして、私を見ていた。
「……英二…く」
「何?どうしたの?…泣いてるの…?」
「………」
英二くんが見ている、それが恥ずかしかった。
なのに、なのに涙は止まることなく流れてくる。
「ごめっ…英…」
「…いーよ。泣きたいだけ泣いて」
「…うん」
英二くんは、私の方を見ずにすとん、と座り込んだ。
私は、顔を埋めて泣いていた。
目の前に作ったお墓の前で。
「……お墓?」
「…え…?」
お墓。
「あ…これ、飼っていたインコのお墓…」
「…そう」
英二くんは、それっきり何も聞いてこなかった。
私が命の大切さ、尊さを知った、日。
「英二――!」
「にゃ?」
「ほら、朝だよ。学校いこ!」
「うん」
あれから、もちろん飼っていたインコのことは忘れられないけど、月日が経つに連れ哀しみも薄れてきた…と思う。
それは、もちろん英二がいるから。
『ただいまのニュースです…』
「最近、多いね…」
それは、‘人が人を殺す’というニュース。
それを聞いたら嫌でも‘あの日’の記憶が蘇る。
「…、忘れたら?」
「ん…」
簡単に、言わないで。
忘れられたら、忘れたい。
だけど、忘れてはいけない。
私が忘れたら、‘生きていた’という証拠もなくなっちゃう。
だから、誰かを殺しても、ご家族の方達は悲しいけれどその人のことを忘れないで欲しい。
その人が残した痕跡を、いつまでも覚えてて欲しい。
その人が生きていた証を、忘れずに持っていて欲しい。
人はなぜ、人を殺すの?
嫌いだから?
目障りだから?
―邪魔だからって、殺していい人なんていない。
生きていく価値がない人なんていない。
それが、分からないの?
動物だって、自分の都合で殺さない。
生きていくために、子孫を残すために、殺す。
人間だけなんだよ。
他人を、家族を、知人を、幼子を。
自分の都合だけで殺すのは。
「……うん、そうだね。それは俺も思う」
だけど、人間には感情があるから、泣いたりするし笑ったりもする。
悲しんだり、楽しんだり、苦しんだり…
人を殺すけれど、人を喜ばせることも出来る。
悪いところもあるけれど、良いところもある。
それが、人間なんだよ。
悲しくても苦しくても、でも…感情のままに人を殺すのはやめて欲しい。
その人が、将来何に育つのかも分からない。
もしかしたら、近い将来、日本を変える存在に育つのかも知れないんだよ?
可能性の芽を、摘んでも良いの?
誰でも、可能性はあるんだよ――…
だから、よく考えて?
私達が生きてきた意味を。
ただ何となく生活してるんじゃなくて、生活することの大切さを。
人間として、生まれてきたことを。
そして、あなただけを、私だけを見てくれている、存在を忘れないで。
「忘れないよ――…。」
遠くの方で声がする。
きっと、きっと、みんな誰だって、‘生きる’ってことを分かってくれるから。
人間として、生まれてきたことを絶対に、忘れないで。
*end*
類『うわ…ごめんなさい;;ほとんど会話ないです…英二、出番なし?』
英二『酷いよね〜』
類『ごめんごめん。これはあるサイト様の詩を読んで思いつきました。その詩は、何となく小説として書きたいと思いまして…;;』
英二『でも、俺が喋ってるの、数えるくらい?しかも、全然ヒロインの名前出てないし…』
類『最もです…』
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