愛しいあの人
「はぁ〜……。完璧に引いちゃった…」
部屋のベッドで天井を見上げながら呟いた
風邪を引いたのは2週間と5日前――
最初は唯の微熱だと思って警戒してたけど、
段々体調が悪くなってしまった
元々丈夫じゃない身体の私は、何時もこうだった
「周助…会いたいよぉ……」
風邪を引くと、人は弱気になってしまうのは
十分なほど分かっている
でも、夫である周助は今、テニスの遠征に出ている
3ヶ月間の遠征で、予定通りなら今週末に帰ってくる
遠征から帰ってくる周助の為に、私は
風邪を引いてる身体で買い物に出て、ご馳走の準備した
「でも…この身体じゃ駄目だな……」
凄く不安に襲われる
結婚してから、何度か体調を崩した事があったけど
此処まではならなかった
突如、睡魔に襲われたから、そのまま眠る事にした
――此処は何処なの?――
――深い…深い闇の中みたい…――
――助けてよ…闇に吸い込まれそうだよ…――
――お願い…私を助けてよ…――
――『周助』――
「大丈夫だよ。僕は此処に居るから」
突然、声が聞こえたから、目を覚ますと…
「しゅ…す……け?」
「大丈夫?家に帰ってきても、リビングに居なかったから。
で、此処を覗いてみたら、がなんだか魘されているし」
「…テニスは?……帰ってくるの、今週末、だったんじゃ…」
「早く終わったんだよ。だから、早目に帰って来れたんだ」
「夢…じゃない、よね……?」
今、1番思っている事を聞く
「夢じゃないよ。傍に居てあげるから、もう1度寝たら?」
「でも…」
「大丈夫。だから安心して寝て。…ね?」
周助にそう言われ、素直に寝ることにした
「本当は、手塚から連絡を貰って、早目に戻ろうと努力したから、
帰って来れたんだ…。が微熱の時に街で手塚と会ったんでしょ?
彼、勘が鋭い時があるから、君と別れた後に僕に連絡をくれたんだ」
周助がそう言っていたなんて露知らず、私は眠った
早目に帰ってきてくれて有難う、周助
*end*
3000hitを取った瑞希憐様へ捧げます。
遅れてしまい、すみませんm(_ _)m
リク内容は、「周助夢で甘いもの」でしたので、
甘い不二夢を書いてみました。
こんな不二アリ!?
しかも、未来夢を;;
受け取ってもらえると、嬉しいです。
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