再会の瞬間(周助Version)
私を見かけて・・・・
「あっ・・・・」
と言ってきたのは、私より背が高くて穏やかに微笑んでいる男の人。
「えっ?」
いきなりのことで何のことやら・・・
「・・・もしかして・・・ちゃん?」
いきなり名前を呼ばれて、彼をずっと見続けた。
「どっ、どうして・・・私の名前・・・」
「どうしてって・・・覚えてないのかな?」
彼は首を傾げて悲しそうな声を出してきた。
その途端、私の頭の中で幼い記憶が蘇る。
「絶対忘れないよ・・・コレを持ってて。僕とちゃんを繋げるボールだから」
「周助くん・・ありがとう。大事にするね」
「ちゃん・・・・僕ね!!」
「周助くん・・・本当にあの時の周助くんなの?」
彼の名前を呼んでみると、彼はにっこりと微笑み、
「当たり!まさかココで逢うなんてね・・・嬉しいよ」
「この近くに住んでるの?」
「そうだよ・・・ちゃんも?」
コクリと頷き、貰ったボールを取り出す。
「大事に持っててくれてたんだね・・・」
「当然だよ。あれから色々な所に行ったけど・・・コレだけはずっと大事にしてたの」
「そうか・・・・ねぇ、最後に僕が言いかけてたこと、覚えてるかな?」
周助くんの言葉に、「うん・・」と頷くと・・・いきなり抱き締められた。
「しゅッ、周助くん??」
「あの時に言っておけばってずっと後悔してた・・・でも、今はっきり言えるよ・・・・
大好きだよ・・・
あのときからずっと・・・」
その言葉が嬉しくて・・・そのまま抱き返した。
もしかしたら、出会ったときから惹かれていたのかもしれない・・・
これからのココでの生活が楽しくなりそう・・・なんだかそんな気がしてきた。
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